以前ご紹介した愛山の火入れヴァージョン。一年熟成酒となります。
晩生で、山田錦以上の千粒重(28.3g)を持つため、倒伏しやすく栽培もたいへんな米です。栽培が難しいこともあり、生産する農家も少なかったのですが、心白発現率は山田錦よりも高く、心白が非常に大きいなど非常に酒造り適しているため最近見直されてきました。しかし高価なことと、造りも繊細さが求められるため、まだまだ少数派です。
愛山らしい甘やかな香りが鼻をくすぐる。口当たりは甘めで濃い目の芳醇な口あたり。しかし甘いだけでは無く、瞬間現れる多めの酸味が甘みを覆い隠す。いや手を結ぶと言った感じか。手と手を取り合って喉をサラリと通り抜け後口は極めて良い。福祝らしい綺麗な酒質を形成しています。
福祝のスマッシュヒットです!一年通してお楽しみ下さい。
※今年から福祝では、データにより酒質の先入観をもたれないために、『日本酒度・酸度』は未公開としております。 様々なデータから酒質の予想は出来ますが、必ずしも一致するわけではございません。先入観無しでお飲みいただき、お楽しみいただくことを推奨致します。 |